ほとんどのバイクはチェーンドライブ方式を採用しています。
エンジンで生み出した回転の力を、チェーンを介して後輪に伝える非常に重要な部品です。
そんな重要なチェーンですが、金属製でありながら使用することで伸びが発生します。
チェーンは意外と伸びる
チェーンは新品交換直後こそ張りがありますが、
走行距離が増えるにつれて徐々にたるみが出てきます。
このたるみを放置すると、
- 加速時のショックが大きくなる
- 駆動系への負担が増える
- 異音や振動の原因になる
といった問題が出てくるため、定期的な調整が必要です。
チェーン調整の基本的な流れ
① 後輪固定ボルトを緩める
まずは、後輪を固定しているアクスルボルトを緩めます。
完全に外す必要はなく、後輪が動く程度までで問題ありません。
② 調整ボルトで後輪を後ろへ動かす
次に、スイングアーム左右にあるチェーン調整ボルトを使います。
- 先にロックナット(ゆるみ止め)を緩める
- 後輪を後ろへ押し出す方向に調整ボルトを回す
これにより、後輪が後方へ移動し、チェーンが徐々に引っ張られていきます。
③ 左右を均等に調整する
この作業で最も重要なのが左右を均等に調整することです。
左右どちらかだけを多く引っ張ると、
後輪が進行方向に対してまっすぐにならず、走行安定性が悪くなります。
スイングアームには左右それぞれ目盛りが付いていることが多いため、
この目盛りを基準にして同じ位置になるよう調整します。
チェーンは張りすぎないのがポイント
チェーン調整で注意したいのが張りすぎないことです。
バイクは人が乗ることでサスペンションが沈み、
その分チェーンはさらに引っ張られます。
- 空車状態でピンピンに張る
- → 乗車時に過剰な張力がかかる
という状態になるため、
指定されたたるみ量を守ることが重要です。
最後は注油を忘れずに
調整が終わったら、チェーンへの注油を行うのがおすすめです。
- 動きがスムーズになる
- 摩耗を抑えられる
- 錆の防止にもなる
調整と注油はセットで行うことで、
チェーンの寿命を延ばすことにもつながります。
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最後に
TZR50Rをいじり倒していた頃、メインジェットの番手を変えて遅くなってしまったことがあります。原因を調べて理解できたときの達成感は格別でした。バイクのメカニズムへの興味はこういう経験から生まれるものですね。


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