「バイク用品沼」という言葉がある。一度ハマると、次々と欲しいものが増えて際限がなくなる状態のことだ。筆者も気づいたら棚にグッズが溢れていて、「これ結局使ってないな」というものがいくつもあった。その経験から、本当に使えたもの・正直イマイチだったものの両方を振り返ってまとめてみた。
メンテナンス用品・工具・洗車グッズ・カスタムパーツと幅広いジャンルを一気に整理する。「何から揃えればいいか」という初心者の参考にも、「これは本当に効果あるの?」という中級者の確認にも使ってほしい。
メンテナンス用品|まずここから揃えれば間違いない
バイクのメンテナンスは難しいと思われがちだが、日常的なメンテなら道具さえ揃えば初心者でもできるものが多い。最初に何を買うかで、その後のメンテへの意欲も変わってくる。
チェーンクリーナー&チェーンルブ——最初の一歩はここから
チェーンを掃除して注油するだけで、走りが軽くなり、異音が消え、チェーンの寿命も延びる。ワコーズのチェーンクリーナーとチェーンルブはセット使いが定番で、効果がわかりやすい。作業時間は慣れれば15〜20分程度。「整備した」という達成感が最初に得やすいのも良い点。
トルクレンチ——「なんとなく締めた」からの卒業
ボルトを「感覚で締める」のは、締めすぎか緩すぎかの二択になりがち。トルクレンチを使えば規定トルクで確実に締め付けができる。特にブレーキ関連・ホイール関連のボルトは締め付けトルクが命取りになりかねない。最初は安価なプリセット型でも十分機能する。
メンテナンススタンド——あるとないとでは作業効率が全然違う
チェーン清掃やタイヤ点検をしようとすると、スタンドがあるかないかで作業のしやすさが大幅に変わる。リアスタンドを入れるだけでタイヤが浮き、チェーンを回しながら清掃できる。最初は「なくても何とかなる」と思っていたが、使い始めると手放せなくなった。
工具の選び方|安物買いの銭失いを防ぐために
工具は一度買えば長く使える。だからこそ「安いから」という理由だけで選ぶと後悔することがある。実際にネジをなめた経験から、工具だけは最低限の品質のものを選ぶようになった。
ラチェットレンチ——作業スピードが変わる
ボルトを外すたびにスパナを持ち直す必要がなくなる。KTCやコーケンの国産ラチェットは精度が高く、長持ちする。ソケットのセットを揃えておくと、対応できる作業範囲が格段に広がる。ホームセンターの格安品との違いを使ってみると実感できる。
六角レンチセット——意外と出番が多い
現代のバイクには六角ボルト(ヘックスボルト)が多用されている。ミラーの調整、ブレーキレバーの位置変更、各種カバーの脱着など、六角レンチさえあれば対応できる場面が多い。ボールポイント付きのセットを一つ持っておけば、斜めからでもアクセスしやすくなる。
知っておくと役立つこと:日本のバイクはほとんどJIS規格のボルトが使われているが、欧州車はミリ規格でも微妙にサイズが異なることがある。輸入車を整備する場合は工具サイズに注意が必要。
洗車・コーティング用品|手をかけた分だけバイクが輝く
洗車はメンテナンスであり、状態確認の機会でもある。洗いながらひび割れ、緩んだボルト、錆の兆候などを発見できることがある。道具を揃えておくと、洗車がルーティンになりやすい。
フォーミングマルチクリーナー——水なし洗車ができる
水が使えない駐車場でも使えるのが魅力。ワコーズのフォーミングマルチクリーナーは泡で汚れを浮かせて拭き取るタイプで、軽い汚れなら十分きれいになる。洗車の頻度を上げたい人や、部分洗いしたい人に向いている。
コーティング剤——洗車後の一手間で輝きが長持ち
ワックスは艶が出るが水弾きが長続きしない。ガラス系コーティング剤は施工が少し手間だが、持続期間が長く、汚れが落ちやすくなる。頻繁に洗車できない人ほど、コーティングの恩恵が大きい。
カスタムパーツ|効果があるものとテンションが上がるだけのもの
カスタムパーツには大きく2種類ある。「走りや機能が変わるもの」と「見た目やテンションが上がるもの」だ。どちらが正解ということはなく、目的によって選ぶものが変わる。正直に分けて紹介する。
走りが変わると感じたパーツ
ブレーキメッシュホース:純正のゴムホースに比べ、ブレーキのタッチがシャープになる。「効きが良くなる」というより「コントロールしやすくなる」という表現が近い。ブレーキ操作にダイレクト感が出る。
ハンドルバー交換:ポジションが変わることで、長距離時の疲労感が変わった。自分に合ったポジションを探すという意味では、効果が体感しやすいパーツのひとつ。
テンションが上がるパーツ(機能よりも気分重視)
ミラーのカスタム:見た目が変わるだけで愛着が増す。機能面での変化はほぼないが、「好きなバイクに乗っている感」が増す。
グリップ交換:安価で交換できる割に、手触りと見た目が一新される。消耗品として定期的に替えるだけでも気分転換になる。
買ったけど正直微妙だったもの
バイク用品には「これ要らなかったな」と感じるものも正直ある。デカいタンクバッグは取り付け・取り外しが面倒で使わなくなった。大量の工具セットは結局よく使う工具しか使わず、場所を取るだけになった。「便利そう」より「自分の使い方に合っているか」を先に考える方が失敗が減る。
最後に
バイク用品は色々と工具含め色々と手を出しました。それほど高価なものは買えないですが、細かいものをすこしずつ集めていました。例えばフロントタイヤを外すための六角レンチの22㎜サイズのもの、サイズ違いのオイルフィルターレンチ、車用のジャッキ(バイクタイヤを浮かせるためにバイクスタンド代わり)複数のナットサイズに合うレンチ等々工具は揃えだすときりがないです。色々と工具を集めていくと案外車載工具が役に立つこともわかってきます。本格的な整備をしないのであれば、通常のメンテは車載工具で5割くらいはできるのではないでしょうか。パーツ関係でいうと一番高価を感じたのはラジアルポンプマスターシリンダーですね。これはタッチのやわらかさと効きの部分で良いなと感じたのを覚えています。



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