原付50ccの中でも、現在主流となっているのが4ストモデルである。
環境性能や耐久性を重視した設計のため「遅い」と言われがちだが、実際には車体構成や駆動方式の違いで加速性能には差が出る。
今回は2スト車を完全に除外し、4スト50ccのみで0-100m加速を比較する。
※実測ではなく、公表スペック・車体構成・実走インプレをもとにした考察である。
4スト50cc 0-100m加速 順位
第1位:ホンダ エイプ50
第2位:ホンダ モンキー(FI)
第3位:ホンダ ベンリィ50
第4位:ホンダ トゥデイ
第5位:ヤマハ ビーノ(4スト)
なぜこの順位になるのか
第1位 エイプ50が最も速い理由
エイプ50は軽量な車体+ミッション車という構成が最大の武器。
4スト50ccはトルクが細いが、クラッチ操作によって高回転を維持したまま発進できるため、0-100mではCVT車に対して明確なアドバンテージを持つ。
モンキーは安定感重視だがギア比が有利
モンキーはエイプと同系統のエンジンを搭載しているが、車体がやや重く、足回りも安定志向。ただしローギアードな設定により、短距離加速では健闘する。
ベンリィは実用性優先で加速は中庸
ベンリィ50は業務用途を想定した設計で、エンジン特性は耐久性重視。
トルクはあるが回転の伸びが鈍く、0-100mではミッション車に劣る。
スクーター勢はスムーズだがパンチ不足
トゥデイやビーノはCVTによる滑らかな加速が特徴だが、4スト特有の非力さもあり、スタートダッシュではどうしても不利になる。
4スト50ccエンジンの加速特性
4スト50ccは
・燃焼効率重視
・低振動・高耐久
・高回転の伸びは控えめ
という特性を持つ。
そのため0-100mのような短距離勝負では、**エンジン性能よりも「車重」と「駆動方式」**が結果を左右する。
4スト50cc 比較スペック一覧
| 車名 | エンジン | 冷却方式 | 最高出力 | 車重 | 駆動方式 |
|---|---|---|---|---|---|
| エイプ50 | 単気筒4スト | 空冷 | 約4.5ps | 約82kg | MT |
| モンキー | 単気筒4スト | 空冷 | 約4.3ps | 約84kg | MT |
| ベンリィ50 | 単気筒4スト | 空冷 | 約4.5ps | 約95kg | CVT |
| トゥデイ | 単気筒4スト | 空冷 | 約4.2ps | 約69kg | CVT |
| ビーノ(4st) | 単気筒4スト | 空冷 | 約4.3ps | 約75kg | CVT |
まとめ
純粋な4スト50ccで0-100m加速を比較すると、
**「軽いミッション車が最も速い」**という、ある意味わかりやすい結果となる。
刺激や速さでは2ストに及ばないが、
・壊れにくい
・扱いやすい
・今の交通事情に合っている
という点では、4スト50ccにも確かな価値がある。
関連記事:▶ 400ccネイキッドを横並びで0-100m加速したらどうなる? ▶ ツーリングネット・ベルト類の状態確認(伸び・ほつれ)
最後に
バイクは乗り続けることで少しずつわかってくるものがあります。TZR50Rで覚えた基礎が、XJR400でのロングライドに活き、GSX1400でさらに磨かれた。そんなつながりをいつも感じています。

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