バサルト繊維

自分で起業を検討する中で何をビジネスにしていこうか検討をしている段階である。
何か物を作って売るのか サービスを提供するのか まだ明確ではないが考えていることがある。
バサルト繊維を使った物を販売するということ。
バサルト繊維は普段聞き慣れない名前だが比較的古くから世の中にはある。
玄武岩を原料とした繊維でありFRPのような使い方が出来る。
FRPとは繊維強化プラスチックのことで樹脂だけで作ったプラスチックよりも大幅に強度が上がる。
それは樹脂にガラス繊維などを入れるからでありガラス繊維の代わりにこのバサルトを使う。カーボンというのであれば聞いたことある人も多いと思うがこれも同様に樹脂の中にカーボン繊維をいれることで強度が上がる。
軽くて強いカーボンであるがネックは価格。
非常に高価で中々手が出せない。
そこでバサルトの出番となる。
カーボンと同程度の強度を持ちながら価格は半分以下に抑えられるので需要はあるだろう。
(カーボンにも色々と種類があり航空機のボディなどに使われているカーボンまでの強度は出せない)
今の仕事の繋がりでバサルトの入手ルートは確保している。実際に自分でもバサルトを購入し樹脂で固めてみた。
ポリエステル樹脂を使うウェットタイプで作ってみたのだが樹脂を染み込ませると普段黄金色の繊維が黒っぽくなりまるでカーボン。
これならビジネスになるだろうと考えている。
自動車用部品でもカーボンは使われておりカーボンボンネット、カーボンエアロなどがあるがこれらはカーボンという名前の響きと見た目をよくするためにつかわれているだけとのこと。
もちろんレース用のパーツであればそんなことは無いだろうが市販されている物はカーボンのメリットである強度や軽さというのは求められていない。
エアロパーツを作っている会社の社長から聞いたから間違えない情報である。
そういう見た目だけではなく性能にこだわるような部品に使っていきたいと思っている。
中国では比較的メジャーな材料でありコンクリートの中に入っている鉄筋の代替や消防服などに使われている。
追加情報としてバサルトは熱にも強く耐熱温度は600度もある。
瞬間的には1300度にも耐えられることもあり消防服にも使われている。
自動車のマフラーの遮熱対策などにも使えそうだ。
こんな素材が何故日の目を見なかったのか不思議である。
実際に使う上では他にも問題があるかも知れないが初めは使えるところから広げていきいずれ開発まで出来ればと考えている。
自分の会社となれば新しいものを発信していきたいのでこれからも新しい素材を見つけて行きたい。
以前にちらっと紹介したコーティング剤も可能性を秘めている。
詳細はまた書くようにするがこれも今までのコーティング剤よりも優れていると思っている。これらの商材を武器に夢を掴んでいければ良い。
世の中そんなに甘くないことは分かっているがそれでも諦めずにやっていくことを心に誓ってそろそろ寝るとしよう。

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